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節分のしつらい

節分のしつらえ

今年の節分は2月2日。
節分とは本来、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことで、季節を分ける起点となる日です。
その中でも春分は二十四節気の始まりであるため、前日の節分には、新しい一年を無事に迎えることができるように、「まじない」や「しつらい」をする日となっています。
そんな節分の日の「まじない」や「しつらい」をご紹介したいと思います。
我が家では、庭の柊と南天など土地のものを使いしつらいを行いました。

豆まき

大豆などの豆をまき、鬼や邪を滅するのが豆まき。
鬼は陰陽の陰を表し、陰の強い冬から陽の春へと変わる節目に、陰の鬼や邪を払うという意味があるようです。
節分の前の日から豆を煎り、家の特別な場所にお供えをします。
豆を煎るのは災いの芽が出ないようにするためです。
節分当日に豆まきを終えたら、年の数だけ豆をいただきます。

やいかがし(柊鰯)

玄関や門口に魔除けとして、柊の枝に鰯の頭を挿したものを飾るのがやいかがし。
トゲトゲのある柊の葉の棘で邪気を払い、
鰯の臭気で鬼を寄せ付けないようにするため、と言われています。

目籠

目のたくさんある籠は、鬼がたくさんの目に恐れをなして、逃げていくと言う意味から飾る風習になったようです。
季節の節目から入ってこようとする鬼や邪を寄せ付けないようにするしつらいです

福茶

福茶はお正月や節分などに飲まれるお茶のことで、通常は煎茶や湯に黒豆、昆布、梅干し、山椒などを入れます。節分の日には豆まきに使用した福豆(大豆)を使用します。
一年の邪気を払って、無病息災を願うお茶として伝承されています。

このように、日本各地で様々な風習が行われるようになった背景には、節目には福と共に、鬼や邪も一緒に訪れると言う思想にあるようです。
現在の暮らしでは、全てしつらえるのは大変ですが、
スーパーでも気軽に手に入る豆飾り、豆まきだけでも取り入れて
新しい春を福と共に招き入れたいですよね。

 

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